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デザインの舞台裏

何時間にもおよぶテスト、いくつものプロトタイプ、数えきれないパーツの上に誕生したプロチーム シューズ。複雑な工程を経て完成した製品ですが、そのプロジェクトはシンプルなフィードバックから始まりました。デザイン担当のジョン・フリーマンに、その開発の舞台裏を聞きました。

新しいプロチーム シューズ


 

「これはプロ選手のためにデザインしたシューズです」とジョンは淡々と言います。「プロ選手の高い要求に応えるデザインを実現するために、選手たちと長い時間を一緒に過ごし、意見を交わしました。何よりも彼らが抱える問題を解決したかったのです。

私たちが受け取ったフィードバックの中で注目したのは、多くのメーカーが軽量性や剛性に傾倒したシューズ作りをしているという事実でした。つまり『史上最軽量』をマーケティングの要にしているのです。ですが、軽量性に特化すると、快適性が疎かになります。選手たちの声を聞くたびに、軽量で剛性の高いシューズが快適ではないという事実が浮き彫りになりました。何週間も続くレースにおいては致命的です。快適性を重要視するのは自然な流れでした」

「快適性を語る上で重要な役割を担うアッパー部分については多くの時間を割いて、様々な素材を試した。求めたのは軽量でありながら通気性があって、快適な素材。メッシュやリップストップ、穴開き素材など、考えうる限りすべての素材をテストしたんだ。でも既存の素材の中には、織物がもつ通気性やプロテクション性能に肩を並べるようなものがなかった。

さらに全く新しいラスト(木型)も生み出した。形状の面ではクラシック シューズとエクスプロア シューズで使用したラストとほぼ同じ。でも極めて軽量で薄いパワーウィーブ素材が、確実にフィット感を生み出すためには新しいラストが必要だった。

快適性を柱にプロジェクトを進めながら、同時にプロチーム シューズは高い剛性と軽量性を達成しなければならない。結果的にサイズ42で250gという軽量なシューズに仕上がった。レースに対応する剛性と軽量性を備えながら、市場の中で最も快適なシューズが誕生したんだ」。

パープル

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ブラック

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ライトグレー

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パワーウィーブ アッパー


 

「マーケットを牽引する素材メーカーとのパートナーシップによってパワーウィーブを完成させることに成功した」とジョンは説明します。「彼らがもつ先進の織物素材テクノロジーと私たちがもつサイクリングシューズの知識が完璧なパートナーシップにつながったと思う。現在サイクリングシューズに多用されているマイクロファイバー生地や編み生地といった素材と比べて、パワーウィーブは多くのアドバンテージを持っているんだ。

マイクロファイバー生地よりも頑丈で伸びにくい素材は、足をしっかりホールドする必要があるサイクリングシューズに最適。どんなに濡れても、酷使しても、伸びることがない。しかも必要な織物の生地は一層だけ。アウター生地と裏地を組み合わせる構造から脱却できるので、より軽量でありながら快適なシューズが実現可能になる。

そして織物が抜群の通気性を兼ね備えていることも忘れてはいけない。パワーウィーブは熱を外に逃すので、足の体温調整が容易になる。耐久撥水のコーティング加工を施しているので水が染み込みにくく、それでいて通気性が高いので、どんな天候にも対応できるシューズが完成した」


蒸れなさ、しなやかさ、強さ

マイクロファイバーや従来の編物より薄く、伸びず、強い新しいパワーウィーブ素材。一枚のレイヤーで張りのある強さを実現し、摩擦感のないフィットを生み出すしなやかさと抜群の通気性を提供します。

撥水加工処理

耐久撥水(DWR)加工が施されたパワーウィーブ素材は悪天候からのプロテクション性能を高め、様々な環境での温度調整を容易にします。

ラファらしさ溢れるスタイル

流れるように進むプロトンの動きからインスピレーションを得て、CAE解析により生まれたユニークなデザイン。織物ならではの完全オリジナルデザインに、ラファらしいトゥーストラップが組み合わされます。

BOA® フィットシステム


 

「シューズの最適な締め込み方はライドの種類によって変わってくる。靴紐のシンプルさが求められるライドが多いのも事実。しかし、完全なるレース用シューズにはBOA® フィットシステムを採用することにした。

足をしっかりと包み込んで固定するシステムとしては比類なき存在であり、2つのダイヤルで細かい調整が可能。走りながら調整できるという意味は大きい。BOA®ダイヤルはプロトンの中で幅広く使用されており、もはや採用されていないシューズを履きたくないと公言する選手もいる。最良のフィット感を得られるという理由からBOA® フィットシステムを採用することにした」。

微調整ダイヤル

最適なフィット感を得るための微調整には、簡単に手が届くため走りながらの操作も容易な2つのダイヤルが活躍。

軽量なワイヤーレース

摩擦に強く、泥が付きにくいコーティング済みのステンレススチール製ワイヤーレースは耐久性の高さと軽量性が特徴。

低摩擦レースガイド

摩擦に強いワイヤーレースに組み合わされる一体成型で補強が加えられたプラスティック製のレースガイドが、素早く正確な調整に繋がる軽い操作感を実現。

フルカーボンソール


 

「シューズのソールはいつも見落とされがちですが、このプロジェクトの優先事項の一つでした。プロチーム シューズのソール製作において重視したのは、プロ選手の要求に応えることでした。彼らの要求はシンプルなものですが、バランスを見極めるために何時間ものテストを繰り返したのです。

このシューズに採用されているカーボンソールは他のどのシューズとも異なります。端から端まで高い剛性をもち、重量に対する剛性の比率も高く、重要な局面でしっかりとパワーをペダルへと伝達します。

フルレングスのフットプレート

高い剛性を誇るフルレングスの超軽量フットプレートにより、サイズ42で250gという軽量性を実現。

調整可能なアーチサポート

ワンサイズで全員を納得させることのできるシューズは存在しません。プロチーム シューズは2種類の補強済みインナーソールを備えており、最適なアーチサポートを得ることができます。

つま先と踵の保護カップ

カーボンソールを保護したいがために冒険心を抑え込む必要はありません。内蔵されたつま先と踵のカップが荒れた路面を歩く際にカーボンソールのダメージを防ぎます。

テストで実証済み

 

プロチーム シューズの開発にあたって、世界中の製品テスターからの貴重なフィードバックが生かされました。中でもエンデュランスレーサーのアントン・ブラッキーは過酷なテストを行った一人です。

「1年以上にわたってプロトタイプのテストを繰り返した」とアントンはテストの日々を振り返ります。「雨降りの日も晴れの日も、舗装路でもグラベルでも、ロングライドでも通勤ライドでも、つまりどんな条件でも快適だった。織物でできたアッパーの万能性は目を見張るものがあり、とても暑い夏の日も、凍えるような冬の日も、高い性能を発揮してくれた。例えばいつも冬場はオーバーシューズを装着していたけど、つま先のトゥーキャップがしっかりしているプロチーム シューズは、雨の日を除いてカバー無しで大丈夫だった」

世界最高峰のレースでの使用を想定してデザインされたシューズですが、テストは世界最長のレースでも行われました。そこで求められるのは揺るぎない快適性です。アントンは超長距離イベントである全長1200kmのパリ〜ブレスト〜パリと、その選考イベントで実際にシューズを投入しました。

「シューズはその存在を気にしたくないアイテムの一つです」とアントンは語ります。「パリ〜ブレスト〜パリを振り返ると、シューズについて思い出はありません。それはつまり優れたシューズだということです。不快さもなく、局所的に痛むなんてこともありませんでした。24時間走り続け、目まぐるしく上下する温度の中でも、織物のアッパーのおかげで快適そのものでした。

ウェールズを600kmにわたって走るブライアンチャップマンメモリアルは思い出の選考イベントの一つです。予想通り雨が降り続き、それまで経験したことがないほど濡れたライドでしたが、このシューズは私をがっかりさせませんでした」

プロチーム シューズを購入する

混沌の中に快適さを

プロトンの中で磨かれたプロチーム シューズには、混沌としたレースを快適に走るための3つの先進テクノロジーが詰め込まれています。

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