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ポール・スミスのサイクリングスクラップブック

06 August 2016

土曜日の早朝、Rapha Tokyoの外に行列ができ始めました。多くの人たちは日本国内の様々な地域から、この有名デザイナーに会えるまたとない貴重な機会に遠路駆けつけました。彼が生涯を通してサイクリングにかける情熱は、先日発売された『Paul Smith's Cycling Scrapbook』で不朽となり、後世に残されることとなりました。

サイン会に先立ち、RCCメンバー対象のユニークなライド企画がポール氏と共同で練られていました。曲がりくねった道を進み、彼のお気に入りのスポットを巡るルートは、クラブハウスから出発して原宿のハイブランドが並ぶ通りを通過し、代々木公園や国立代々木競技場から、ポール氏自身もよく探索に出かける場所である、小さな店やレストランが並ぶ中目黒の静かな川沿いの通りへと向かいます。

日本との関係は、彼がまだ駆け出しのデザイナー時代に初めて来日したときから始まり、30年以上にもわたって続いています。そして、ポール氏の親日心と日本での投資にかけた時間が彼がデザイナーとして成功する上で大きな要因となりました。日本では世界最多となる200店舗以上の取扱店を保有しています。日本はポール氏自身に多くの影響を与え、仕事観や細部へのこだわり方などは今でも彼に刺激を与え続けています。

ポール氏がこっそりと雑誌にサインを残すことで有名な代官山T-Siteブックストアで小休憩を挟んだ後、ライドは東京にある彼の2つの店舗へと続きました。1つ目はイングリッシュガーデンを持つ、3階にギャラリーのある表参道のPaul Smith Space、2つ目は六本木の新店舗。ここでは全く予定していなかったポール氏による挨拶がありました。ほんの数時間前にロンドンから到着したばかりで、感激ではしゃいでいる中でのサプライズでした。彼はすぐにライダーから自転車を取り上げると、店内を走り始め、顧客とスタッフを驚かせました。特に2階へと続く23メートルものギャラリー壁に沿う歩道を登り、ソル・ルウィットからインスピレーションを受けて創られた、彼の最初の店舗でもあるノッティンガムの3平方メートルの小さなお店を模したキューブ型スペースの中を走ったときには殊更でした。

ライド終了後すぐ、イベント開始のための最終調整が行われました。クラブハウスにはポールの拡大し続けるジャージコレクションの中からのセレクト品が並べられ、各アイテムの詳細について記載されたタグが一つ一つ手作業で付けられていました。到着と同時にすぐさまポール氏はその場にいた全員、スタッフとゲストの双方と打ち解けました。彼のチャーミングでフレンドリーな性格は、どんなに歳の離れた相手ともすぐに親しくなることができ、その場の全員をもそうさせてしまいます。2時間以上もの時間をかけて行われたサイン会に於いて、お客様たちがそれぞれ持ち込んだ10年間のありとあらゆるRaphaとPaul Smithのコラボレーションの歴史を、私たちは目の当たりにしました。そして彼のサインが唯一中断したのは、ポールがドアのところでカプチーノを楽しみながら、まだ外で待っているお客様たちと会話をしていたときだけでした。

サイン会も終盤を迎えた頃、ポールはこっそりと私に「もしバイクがここにあったら、またすぐライドに行きたいね」と話しました。その後、彼は店外に集まっていた群衆をすり抜け、微笑みを残してドアの外へと去っていったのです。

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