ライド後のサイクリストの『To Doリスト』には、シャワー、洗濯、座るのは心地の良い椅子に限る、そしてご褒美のおやつ... などがあります。しかし、自転車の洗車がリストの上位に入っていることは稀です。そもそもリスト自体に入っていない場合もあります。
しかし、自転車をきちんと手入れすることは、結局自分自身のためになることです。パーツのメンテナンスを怠ればあっという間に消耗し、ライドを完全に切り上げるとまでは行かなくとも、道路脇でライドを中断する原因にもなります。軽く洗い流すだけでも、バイクに手間をかける時間は返ってきます。
特に雨天や寒い日のライドの時は、これが明暗を分けることになりかねません。防げるはずの事故を避け、道路脇でバイクの汚れを落とす時間を節約し、スムーズなライドを続けましょう。
親愛なるキング オブ クリーン(洗車の王様)こと、ラファのプロダクト ウェア テスト コーディネーター、ハーミッシュ・ローが、彼が行っている最高水準のバイクケアのルーティーンを説明します。
『ラファ マニュアル』:愛すべき相棒
きれいなバイクは長持ちするだけでなく、ほんの少し早く走ることもできるかもしれません。バイクをきれいに保つことは、メリットはあってもデメリットはありません。バイクを清潔に、最高のコンディションに保つためのルーティーンをご紹介します。
20 July 2018まず手始めに、使う道具を一カ所に集めて、手に取れる所に置きましょう。洗剤を入れた温かい水の入ったバケツ、スポンジ2個、ハードブラシ、チェーンの油性洗浄剤のスプレー、古い布やタオル、特にマイクロファイバーの布などが役立ちます。サイクリングの洗車専用のアイテムがあれば尚良いですが、一般的な道具でも十分代用出来ます。例えば古くなった歯ブラシは、手が届きにくいコンポーネントを磨くのに最適です。
チェーンの油を落とす
ドライブトレインは、バイクの中でも最も汚れる場所です。まずはここから始めましょう。油性洗浄剤のスプレーをよく振り、チェーン、カセット、チェーンリングにスプレーをかけます。スプレーしている間はペダルを逆に回し、チェーン全体にかかるようにしましょう。油性洗浄剤がドライブトレインのコンポーネントから油を浮かせるのには数分かかります。その間に次のステップへと進みましょう。
フレームを洗う
水が入ったバケツにスポンジを突っ込み、フレームを洗います。サドルとハンドルから洗い始め、汚れた水がバイクの洗っていない箇所へと落ちるように洗います。汚れが溜まりやすいダウンチューブなどの場所にはタップリと水をかけます。フレームについた砂をこすってバイクを傷つけないように気を付けましょう。ホースがある場合は、スポンジで洗う前に、ひどい汚れをホースで先に落としましょう。
ホイールを外す
もしホイールを外せない場合は、フレームがついている状態でなるべく綺麗に洗いましょう。外せる場合は、手が届きにくい場所を洗うためにホイールを外します。バイクを上下さかさまにひっくり返します。この際にシフターやサドルを傷付けないように気を付けましょう。この時は、ワークスタンドの使用をお薦めします。手ごろな値段で購入でき、バイクを洗う際にも安全に作業することができます。
ホイールを外すことで、フレームの至る所をスポンジで洗うことができます。脂や汚れが溜まりやすいブレーキキャリパーやリアトライアングルの部分を集中的に洗いましょう。ホイールは、外側にスポンジを滑らせタイヤとリムを洗います。ディスクブレーキがある場合は、ホイールをフレームにつける前に、軽く磨きましょう。
最初に戻る
始めに、油性洗浄剤をチェーンにかけたのを覚えていますか? ここまでの間に、油が浮いてきているはずです。一番汚れているスポンジを手に取りタップリの水の水をかけて、チェーン、カセット、チェーンリングの洗剤を落とします。チェーン専用の掃除道具はとても役立ちますが、持っていなくても大丈夫です。スポンジだけでも綺麗に落とすことができます。
最後に水で濯ぎましょう。
これでバイクもすっかり綺麗になりましたが、仕上げにしっかりと洗剤を洗い流しましょう。綺麗な水をバケツに入れるか、もしあればホースのヘッドをシャワーに変えて替えてバイクを軽く洗い流しましょう。最後に、安全な場所で完全に乾かす前に、古い布かタオルでバイクを拭きあげましょう。
これで完了です。
バイクと同様に、ウェアも丁寧にケアすることで投資のリターンを最大限に得ることができます。ラファのアパレル ウォッシュ と リプルーファーを使用すれば、大切な雨天用のウェアが常に性能を満足に発揮するように何年も保つことができますし、使ってからあなたをガッカリさせることもありません。